「井上陽水公園」開園
歌手井上陽水(57)が幼少期から高校まで住んでいた福岡県糸田町が、陽水にちなんだ公園が開園した。全国で初となる陽水の歌碑を設置する。


 伊藤良克町長が、陽水に話を持ち掛けたところ、快諾したという。地域おこしの一環として、糸田町中糸田地区の中央公民館跡地を利用し、約800平方メートルの土地に整備。陽水直筆の「夏まつり」の歌碑(幅約1.8メートル、高さ約1.2メートル)を建立した。

 公園の名称は決まっていないが、「自然発生的に『陽水公園』と言ってもらえれば」(糸田町教育委員会)と話す。開園に合わせて町民会館では、町などが所蔵する陽水さんに関する資料を展示。大型画面でコンサートのビデオを上映する計画もある。

 糸田町は福岡県筑豊地方の旧産炭地で、人口約1万人。毎日午後5時には、防災無線で陽水さんの「少年時代」のオルゴール音が流れている。
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